千利休も愛した軟水の名水

現代までつづく茶道のかたちを完成させた茶人千利休がこだわった水

千利休も愛した軟水の名水について

軟水のお水は、お茶を煎れるのに最適なお水です。
安土桃山時代に茶室や茶道具を発展させ、現代までつづく茶道のかたちを完成させた茶人・千利休。千利休は、良質な軟水でお茶をたてていたそうです。

軟水とは、水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムの量が少ないお水のことです。日本の地下水はほとんどが軟水ですが、その中でも京都市内に今も湧き出る名水「柳の水」を茶の湯に用いたり、古くから名水の地として知られる郊外の山崎に茶室をつくったりと、千利休は水に並々ならぬこだわりを持っていたようです。

千利休を祖とする茶道の流派のひとつ裏千家には、名水点(めいすいだて)といわれる、お茶をいただく前に、お客様に名水を一服味わっていただくというお点前も伝えられ、汲んできた名水を木地の釣瓶に入れ、注連縄飾りをつけて、「今日の水は名水ですよ。」ということをお客様に示すそうです。

私たちの普段の生活ではお茶好きな人でも、なかなか名水をくみに行くということはできませんが、お茶をおいしく煎れるお水の水質について書いてみたいと思います。

硬水

硬水(軟水とは逆に、水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムの量が多い)でお茶を煎れると、お茶の成分、カテキン・カフェインと反応して味が淡白になり、香りも減少して濁った水色のお茶になってしまいます。

酸性またはアルカリ性の水

酸性の強い水では水色は薄く、すっぱくなり、アルカリ性では赤黒っぽい水色のお茶になり、苦みを帯びてしまいます。

塩素の多い水

水1L中に塩素が0.5mg以上含まれると塩素臭によって不快感をじる味のお茶になってしまいます。

塩分の多い水

水1L中に塩分が200mg程度で塩味を感じ、お茶の味を台無しにしてしまいます。

鉄やマンガンの多い水

鉄やマンガンが多いと金気(かなけ)を感じ、水色も黒褐色となって、著しくお茶の色味が悪くなります。

このように、余分な成分を多く含むお水でお茶を煎れてしまうと、いくら茶葉が良くても、せっかくの香りや、色、味すべてが台無しになってしまいます。普段使う水道水には塩素が含まれていますし、その水質(水に含まれる成分バランス)は地域や、水源によってまちまちです。

また、市販のミネラルウォーターを使用する場合も、外国産の水は硬水なのでお茶をいれるには適当ではありません。硬水は多くはカルシウム・マグネシウムを多く含んでいるからです。

国産のミネラルウォーターでも製品によってミネラルの成分量はそれぞれ異なりますので、ペットボトルに表記されている硬度や、成分表を確認する必要があります。

そこで、おすすめなのが逆浸透膜浄水器でろ過したお水です。逆浸透膜浄水器は水に含まれる不純物を95%~99%除去することができる浄水器です。ご家庭の水道水も、千利休が愛したような名水に生まれ変わらせます。

逆浸透膜浄水器を使用する事で、茶葉の持つ本来の香り、旨み、色合いも損なうことなく引き出しておいしいお茶を煎れることができるのです。