トリハロメタン

有機ハロゲン化合物の一種で(クロロホルム・ブロモジクロロメタン・ジブロモクロロメタン・ブロモホルム)4種類からなる物質の総称です

水道水中の環境汚染物質

トリハロメタンは川の腐植質や都市排水と塩素が反応して作られます。
トリハロメタンは、水道水に含まれる有害物質の代名詞と言ってもいいのではないでしょうか?
水道水には微量ながらトリハロメタンが含まれています。

では、なぜ有害物質のトリハロメタンが水道水に混入しているのでしょう。
水道の水源となる河川などの水には、植物が枯死し、分解したときにできてしまう腐植質や都市排水などの有機物質が含まれています。

水道水をつくる過程で塩素処理を行うと、これらの物質と塩素が反応してトリハロメタンが作られるのです。トリハロメタンは、水道水の消毒剤として用いられている塩素が反応して生じる消毒副生成物なのです。

トリハロメタンとは、どのような物質なのでしょうか?

メタンは炭素原子1個の周りに4つの水素原子が結合している物質です。その水素原子4つのうち、3つがハロゲン(塩素、臭素など)に置き換わったものをトリハロメタンといいます。

そのうち、クロロホルム(CHCl3)、ブロモジクロロメタン(CHBrCl2)、ジブロモクロロメタン(CHBr2Cl)、ブロモホルム(CHBr3)の4物質を合わせて総トリハロメタンと言います。
トリ(3を意味する語)+ハロ(ハロゲン)+メタン(CH4)=トリハロメタン。

トリハロメタンの除去について

トリハロメタンは一度煮沸させれば取り除けるというこが広く知られています。

一方で、水道水を煮沸すると、水道水に含まれる塩素と有機物が反応してトリハロメタンを新たに生成します。トリハロメタンの生成反応は高温ほど活発になるのでトリハロメタンの量が一時的に増加することになるのです。一説には3~4倍に増加すると言われています。

もちろん、トリハロメタンの沸点は水よりも低い(水の沸点:100度 / トリハロメタンの沸点:60度)ので20分程度煮沸を続ければ、水道水から取り除くことは可能です。

ここで気をつけたいのは、短時間の煮沸は逆効果になりかねないということです。赤ちゃんの粉ミルクを作るときには水道水を煮沸されている方も多いと思いますが、煮沸する時間には十分注意する必要があります。時間をかけずに効率的にトリハロメタンを除去するためには、逆浸透膜浄水器で水道水をろ過するという方法があります。

トリハロメタン類の最小分子の大きさは約0.0028ミクロンです。逆浸透膜浄水器のROフィルターの細孔は、0.0001ミクロンと、トリハロメタンの分子よりも小さなサイズです。逆浸透膜浄水器であれば、有害な、水道水に含まれるトリハロメタンを除去することが可能なのです。